ストーリー - STORY

安井夏鈴・15,000字インタビュー

Text & Photo:Daiki Tajima

2018.06.05

安井夏鈴・15,000字インタビュー

マイペース・おっとり・天才・癒しの最高峰・独特の世界観。様々な形容で呼ばれ、でもそのどの枠にもはまらない唯一無二のキャラクター。そんな個性を最大限に、しかし等身大で表現することで、です。ラビッツのムードメーカーとして走り続けてきた「安井夏鈴」。

このインタビューは、来たるL-1グランプリに向けて、これまでのグループの道のりや、苦悩、そこから生まれる今後の展望などを、できればシリアス目に聞き出していく予定であった。その思惑は、安井夏鈴のインタビュー開始直後、数分間で打ち砕かれることとなる。

ただただ、楽しさの感じられる方へ。直感で飛び込んだアイドルの世界で「良い方に出た」と笑う、笑い続ける夏鈴の15,000文字。テキストでは彼女の底抜けな天真爛漫さを伝えきれないことが歯がゆいばかりなのだが、どうか最後までご堪能あれ。


ちゃんとメイクもして、人前で踊れるのが楽しかった。

——今日のゲストは夏鈴さんです!

いえーーーーい!!夏鈴でーーーす!!どうしよう、カットされたら。

——これは前々からやってみたかった企画なんですよ。いつか大きな雑誌さんから、こういうロングインタビューを受けてほしいので、その練習だと思ってください。

台湾とかでもインタビューはありましたしね。

——あるはありましたよね。でもロングなインタビューをしたいと思ってて。特にL-1グランプリが目前じゃないですか。いつも、気づけばエントリーされてるでしょ?

あぁ、たしかに!

——そうすると、お客さんから見ると「またなんか始まったぞ」と。どれくらいの本気度で参戦しているのかがわからないと思うんです。

『Candoll』のときは、とんとん勝てて、盛り上がってきたー!みたいな感じでしたもんね。

——ので!

ので!!

——夏鈴さんの半生を振り返りつつ。

ハンセイ?反省?

——人生の半分(笑)。

あぁ!(笑)

——安井夏鈴とは何者なのか、を。

私ですか?私は夏鈴と申します。

——はい、だいたい知ってます。知ってますけど(笑)。

(笑)よろしくお願いします!

ちゃんとメイクもして、人前で踊るっていうのが楽しかった。

——夏鈴さんと言えば、やっぱりダンスだと思うんです。

そうですかぁ?

——そうですよ。ただ、夏鈴さんをただ街で見かけただけだったら、ダンスやってる人ってイメージは持たれないとも思うんです。

たしかに。

——なんかちょっとポワ〜〜ンとしてる、大丈夫な子かな?っていう。

大丈夫な子?(笑)大丈夫ですよ!

——なんでダンスをやろうと思ったのかってお話を聞きたいんです。聞くところによると、もう幼稚園の時点からダンススクールに通ってたらしいじゃないですか。

はぁ。歯紅になったらどうしよう。

——「歯紅」って言葉を僕は最近知りましたよ。夏鈴さん、ダンスの話です。

あぁそうだ、ダンスね(笑)。そうですね、年中さんから始めました。『TK☆DANCE』さんっていうところで。

——なんでダンスだったんですか?

なんか、通ってる幼稚園でやってたんですよ。

——あ、幼稚園にくっ付いてるって感じの。

そうです。で、家になんか電話が掛かってきて。「あ、もしもし〜」ってママが出るじゃないですか(爆笑)。

——はい、出るでしょうね(笑)。

それが「ダンスやりませんか?」みたいな電話だったっぽくて。その頃は、家に帰ったらいつも『アンパンマン』とかしか見てなかったから「あ、じゃあやろっかな」みたいな。試しに。

——アンパンマンとかしか見てなかったんだ(笑)。

それで始めました。

——なるほど。まずは興味本位で。

なんていうんですか?“「やらない?」って言われたら「はいやります」って答えちゃう感じ人間”だったんで。

——なにその人間(笑)。ノリでやっちゃう、みたいな。

そう、ノリで!

——実際やってみて、ダンスは楽しかったんですか?

はい!とっても。とっても楽しくて。

——何がそんなに楽しく感じたかって、説明できます?

なんだろう?発表会で、いろんなかわいい衣装とかを着て、ちっちゃい頃ってメイクなんてしないじゃないですか。でもちゃんとメイクもして、人前で踊るっていうのが楽しかった。

——綺麗になれてね。柚さんはサンタのコスを着れるのが好きで、って言ってて。

えぇ!意外!!

——「私は『プリキュア』が好きだった」って言ってた。

あぁ、夏鈴もプリキュア好き。あ、でも『仮面ライダー』の方が好きですね。

——夏鈴さんが?(笑)仮面ライダー好きなんですか??

好きですよ?『仮面ライダーW』が好きなんですよ〜。みんなかっこいいし。それでちっちゃい頃は戦隊モノに憧れてました。

——少年かよ(笑)。

戦隊モノになりたかった。絶対『仮面ライダー』にはなれないですけど。

——あなたは絶対バイクとか運転しちゃダメですね。なんのライダーにもならない方がいいです。

でもなりたいなって思ってました。戦隊モノなら、青とか赤とか。

——ピンクとかじゃないんだ(笑)。めっちゃ戦う感じのやつじゃないですか。

わかんない。昔から変だったんですよたぶん。

——別に今も変だとは一言も言ってないですけど(笑)。

本当ですか??でもやっぱりかっこいいじゃないですか。あのバイクに乗ってくるシーン!!

——そこ?!バイクに乗ってることが?

すごいなって思う(笑)。あとはねぇ、ちっちゃい頃ネタだと『ドリフターズ』。

——は?!?!?

ドリフのDVDを3つ持ってて。3歳の頃に毎日ずっと見てたんですよ。

——ドリフを??アンパンマンとドリフ???

毎日。たぶんパパが好きだったんだと思うんですけど、めっちゃ面白いですよ!!「8時だよ〜!全員集〜合〜!!」って(笑)。ホントに毎日見てた!

——意外すぎるというか、その世代でドリフ知ってる人いるんだ……。

友達のみんなに「ドリフ知ってる?」って聞いても、誰も知らなかった(笑)。

——夏鈴さんのお笑いセンスって、ドリフが教科書になってるのか。

そう、だからデスラビで“たらいネタ”をやってたじゃないですか、

——初めてのワンマンライブのオチで。

あれのときも、「あ〜生のドリフだ〜」って思ってたんですよ。まぁ部長失敗してましたけどね!

——アンコール明けに部長が一人で出てきて……って流れで。

そう、そこで頭にたらいが落ちてくるってやつだったんですけど、頭に当たらなくて肩らへんに落ちてきて(笑)。で、夏鈴が次にステージに出なきゃいけなかったんですけど、お客さんはちゃんと部長にヒットさせると思って「もう1回!」みたいな感じになってて。そしたら夏鈴が出てきちゃったから「あぁ……」みたいな(笑)。

——気まずいやつ(笑)。あの頃から締まらないんだよね、ですラビは。

そうなんですよね。昔からですね、たぶん。

——いやー、しかし、ドリフ好きっていうのは本当にびっくりしました。

最近は見てないんですけど、志村けんさんの『バカ殿様』とかも見ますよ。だから流行ってる“お笑い系”とかよりは、そういうのが好き。お笑いはついていけないんですよ、話が難しすぎて。

——あぁ、速いですからね、テンポが。夏鈴さんの目には止まらないスピードでしょうからね。

ドリフはわかりやすい!リアクションもあるし。……今ちょっとバカにしましたよね?(笑)

——なんか夏鈴さんのルーツみたいなものが見えてきましたね。

うそー!?いえーーーい!

karin1

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